(第7回目)資料
1990.11.1
*食用植物名称及び利用について
p.14
name アイヌ語(カナ表記) アイヌ語(ローマ字表記) 日本語 備考
1 イモ imo ジャガイモ
2 コショイモ kosoimo ジャガイモ(イモが一般的)
3 ペネコショイモ penekosoimo 澱粉質を取り出すために凍らせたイモ
4 ムニンコショイモ muninkosoimo 澱粉質を取り出すために凍らせたイモ <ムニンコショイモをタして、何度も水を取り替えながら水に晒し、澱粉質を取り出してかため、焼いて、タラスmを付けて食べる>
5 ta 切り刻む
6 タラスm tarasum スケソウダラ(スケソ)の肝油 <スケソの肝臓だけを鍋に入れて煮ると、油が出て浮くので、上に浮いた油をすくって集める>
7 フラアッ hurat 腐りかけて臭いがする
8 ムニン munin 腐っている
9 クミウs kumius 腐ってカビが生えている
10 ペネ pene べとべとに腐っている
11 カンポチャ kanpoca カボチャ <カpカrして、ミケカrして、サカンケして取って置く=皮を剥いで、切って、干して取って置く>(カボチャは皮を剥ぎ、横に半分に切って種を取り除き、一度生乾きになるまで干して、切り口から螺旋状にかつら剥ぎにし、外で竿などに掛けて干す。保存しておいたカボチャは水でもどし、煮て使う)
12 カpカr kapkar 皮を剥ぐ
13 カp kap
14 マメ mame マメの類 <ポpテして、シッポ入れて、スm入れて食べる>
15 クンネマメ kunnemame 黒豆
16 レタrマメ retarmane 花豆
17 テケヘアンナ tekeheanna 蔓性の豆
18 アントゥキ antuk 小豆 <アントゥキ サヨ=小豆の入ったサヨ>
19 アハ aha ヤブマメ <アハ タして来てスケして食べる>
20 ta 掘る
21 ラタsケp rataskep いろいろな材料を混ぜて作った料理の名 (白老では、干して保存してあるカボチャを主材料に使い、それへ豆、種々の山菜、油などを入れる)
22 キパrパr kiparpar ギンナンソウ <ウナrペどこ行くサラニpさげて、一貫目七銭のギンナンソ採りに」と言う唄があった>
23 サラニp saranip 編み袋
24 アpカsクワ apkaskuwa
25 アマm amam
26 カムィアマm kamuyamam チシマザサの実
27 シケrペ sikerpe キハダの実 <コクワの蔓が絡んでいる木になる実がおいしい>
28 キキンニ kikinni ナナカマド <魔除けを作る>

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