1991.8.15
*食べ物の話
アイヌ語(カナ表記) アイヌ語(ローマ字表記) 日本語 備考
1 <シリカpはカムィチェpだから、チタタpを作るときにはノィペ(=脳)も入れる。シキヒは、目の玉の汁だけを入れる><シリカpを獲ってきたら、浜が近くなって声が陸まで届くようになると、舟に乗っている人がモsカンナ(=モsカr ナ=草を刈れ)とずなる(叫ぶ)。それを聞いた陸にいる人々は、イタドリを刈って来て浜に敷き、シリカpを置く用意をする><シリカpはイトムンプラィの下で解体した><解体した肉は、サカンケして取って置き、ネpもイサムしたときには、塩茹でにしてクィクィする=解体した肉は、干して保存し、食べ物が何もないときに食べる><カムィチェp(=サケ)もチタタpにした>
2 カムィチェp kamuycep 神の魚 (生活に必要不可欠な魚は、神が人間に与えた魚と言う意味で、カムィチェpと呼ぶ。普通はサケを指すことが多い。)
<ハマナスの実は、風呂敷にいっぱい採って来て、二つに割って種を取り、生のまま食べた>
3 アリ ari 〜で <シットk アリ オッケ ナ=肘で押しなさい>
4 オッケ okke 突く <ナヌフ フライェ ワ エk したか=顔を洗ってきたか>
5 エトモチネ etomocine わけもわからず <トンペ イタk シr ノ エトモチネ イタk コr アン ナ=あの人、話しをしているけれど、わけもわからないで話している>

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