1991.8.29
*生活の話し
アイヌ語(カナ表記) アイヌ語(ローマ字表記) 日本語 備考
1 ホk hok 買う <マッカチ ネp ホk ワ エk=おねえちゃん、なに買ってきたの>
2 <ポロ エカs=年長のおじいさん><ポン エカs=比較的若いおじいさん><ク アキ=私の弟><チキリ アリ オテッテrケ=足で踏みつける>
3 タンネヘセ tannehese 溜息(普通の溜息)
1991.9.5
*葬式の話し(松永たけさん)
4 <葬式のときに、死者に対していろいろなものを持たせる。男には縛り膳を持たせるが、女には持たせない。女には、イタンキ6個とカスpなどの生活に必要なものをサラニpに入れて持たせる。女が死ぬと、家を建てて持たせる。ただし、一生の内に、住んでいる家が一回でも火事にあったことのある女の人が死んだときは、「あんたは、もうすでに一回持っていったので、今回は持たせられない」と死者にことわって、家に持たせることはしない。これは、Iエカsがやってくれた。家を焼いて持たせるのは、家庭を持った人だけで、未婚の女性が死んでも家は持たせない。持たせる家には、トゥナ、スワッ、スー、カスpなど生活に必要な物を入れて焼く。白老では、あまり大きな家を建てて焼くのではなく、小さな家だったので、コタンの中で造って、カムィノミが終わってから、みんなでコッネへ持って行って焼いた>
5 イタンキ itanki 食事用の椀
6 トゥナ tuna 炉棚
7 コタン kotan 村(白老の浜側にあった本来の集落)
1991.9.12
*食事について
8 ホロpサヨ saropsayo 極薄い粥(すすって飲むような粥)
9 テッテrサヨ tettersayo 糊のような粥
1991.9.26
10 シラリ sirari 酒粕
1991.10.17
*生活の話し
11 <ヘマンタ ハィ セタ サパ=なんだ犬の頭。悪口に使う>
12 ハィ hay 足りない(一般的にはハィタ)
13 ki 〜する <アヤカンナ アsパ キ=おやまあ耳が聞こえなくなった>
14 エペコチkチk epekocikcik 雫がポタポタ落ちる
15 チk cik ポタポタ落ちる
16 エペコチリr epekocirir 雫が垂れる
17 チリr cirir 垂れるように落ちる
18 ハウェ hawe 声。言う <ネpカ イタキ ハウェ タ アン=なにか話しなさい>
19 ヘタ heta 〜しなさい(動作を促す語) <エー ヘタ=食べなさい>(エーと延ばして発音)<ポロンノ エー ヘタ=たくさん食べなさい>
20 オイペオp oypeop 食べ物を入れる器
21 オッチケ otcike

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